付加年金とは?実はコスパ最高な理由を社労士が徹底解説!!
- MSL社会保険労務士事務所 代表 綱島 渉
- 23 時間前
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✅ 目次
✅ 1. 付加年金とは?
付加年金とは、国民年金に月400円を上乗せして支払うことで、将来の年金額を増やせる制度です。
対象は 自営業者・フリーランスなどの第1号被保険者。会社員や公務員は厚生年金に加入しているため利用できません。
✅ 2. 付加年金の仕組み
付加年金の計算はとてもシンプルです。
• 毎月400円を追加で納める
• 将来の年金額が「200円 × 納付月数」増える
例:40年間加入した場合
• 納める金額:400円 × 12か月 × 40年 = 19万2,000円
• 増える年金:200円 × 480か月 = 月8,000円(年9万6,000円)
👉 わずか19万円の負担で、一生涯「年9.6万円」がプラスされます。
✅ 3. 付加年金が「コスパ最高」と言われる理由
理由① 2年で元が取れる
19万2,000円を払って、年9万6,000円が増えるので、約2年で元が取れます。
その後は長生きするほど得をする仕組みです。
理由② 少額で誰でも始めやすい
月400円の負担なので、金銭的ハードルが低いのも魅力です。
理由③ 確実に受給できる
投資のように「増えるかどうか」ではなく、年金に必ず上乗せされるためリスクがありません。
✅ 4. 付加年金に加入できる人・できない人
加入できる人
• 自営業者・フリーランスなど国民年金第1号被保険者
• 国民年金保険料を全額納めている人
加入できない人
• 国民年金基金に加入している人(併用不可)
• 会社員や公務員(厚生年金加入者)
✅ 5. 注意点
• 長く生きないとメリットが小さい(2年以上の受給が前提)
• 老後資金を厚生年金並みにしたい場合は、付加年金だけでは不足
→ NISA・iDeCo・小規模企業共済などとの併用が必要
✅ 6. まとめ
付加年金は、「月400円で一生涯の年金が増える」お得な制度です。
• たった2年で元が取れる
• 少額で安心して加入できる
• フリーランス・自営業の老後資金づくりに最適
※ただし、厚生年金との差は大きいため、付加年金をベースにしつつ、NISAやiDeCoを組み合わせて老後資金を補うことが大切です。
病院、クリニック、歯科医院など医療業に強い社労士事務所は
MSL社会保険労務士事務所
社会保険労務士 綱島 渉

経歴
1989年 神奈川県生まれ
2013年 明治大学 理工学部 応用化学科 卒業
2013年 医療業界 人事部 入社
2023年 MSL社会保険労務士事務所 開業
約10年医療業界の人事部にて採用活動、人材定着プラン作成、労務トラブルの解決、就業規則の作成、労働、社会保険の手続き、給与計算業務に従事しておりました。
また、管理職も経験させていただきました。今まで、培った経験、専門知識、若さを活かし、お客様を全力でサポートさせていただきます。