社会保険に加入できない個人事業主が厚生年金の平均額をもらうには?NISAと付加年金で将来設計
- MSL社会保険労務士事務所 代表 綱島 渉
- 9月5日
- 読了時間: 3分

✅ 目次
独身の個人事業主が厚生年金並みの年金をもらうには?付加年金+NISAで試算
✅ 1. 独身の厚生年金受給額の目安
• 国民年金(満額):約81万円/年(約6.8万円/月)
• 厚生年金(独身・平均的な加入者):約14万5,000円/月(年間174万円)
• 差額:約7.7万円/月(年間93万円)
👉 厚生年金に比べて、個人事業主(国民年金のみ)は 月7〜8万円ほど不足 します。
✅ 2. 付加年金で上乗せ
• 月額400円を上乗せ → 将来は「200円 × 納付月数」増額
• 40年加入すると 月8,000円(年9.6万円)増額
国民年金+付加年金
• 約81万円+約9.6万円= 約90万円/年(約7.5万円/月)
✅ 3. 不足額の再計算(独身モデル)
• 厚生年金(独身平均):月14.5万円
• 国民年金+付加年金:月7.5万円
• 差額:月7万円(年間84万円)
👉 これを補うための資産づくりが必要です。
✅ 4. NISAで積み立てるとしたら?
必要資産額
• 年84万円 ×約 20年(85歳まで生きると仮定して) = 約1,680万円
積立シミュレーション(30年間積立)
• 利回り3% → 月 約2.9万円
• 利回り4% → 月 約2.5万円
• 利回り5% → 月 約2.0万円
👉 30歳から積み立てを始めれば、月2.5〜3万円前後 の積立で厚生年金並みの老後資金を準備できます。
※シミュレーションはあくまでも予想でありますので、積み立てた金額より減少する場合もあります。
✅ 5. まとめ
• 独身の厚生年金平均は 月14.5万円
• 国民年金+付加年金では 月7.5万円程度
• 不足額は 月7万円
• この不足分を補うには、NISAで 月2.5〜3万円の積立(30年想定、利回り3〜5%) が目安
• iDeCoや国民年金基金、小規模企業共済を組み合わせると、さらに安心
•実際には月50,000円程度積み立てられると安心
💡 独身の場合は、夫婦モデルに比べて必要資金が少ない分、毎月の積立額も少なくて済む のがポイントです。
病院、クリニック、歯科医院など医療業に強い社労士事務所は
MSL社会保険労務士事務所
社会保険労務士 綱島 渉

経歴
1989年 神奈川県生まれ
2013年 明治大学 理工学部 応用化学科 卒業
2013年 医療業界 人事部 入社
2023年 MSL社会保険労務士事務所 開業
約10年医療業界の人事部にて採用活動、人材定着プラン作成、労務トラブルの解決、就業規則の作成、労働、社会保険の手続き、給与計算業務に従事しておりました。
また、管理職も経験させていただきました。今まで、培った経験、専門知識、若さを活かし、お客様を全力でサポートさせていただきます。